日本人離れしたジャパメタ、というなんともアベコベなタイトルになってしまいましたが
ファンの方には納得いただけるのではないでしょうか?
レジェンドバンド達を貴重なレガシーとして後世に伝えるため、こうして記事をかいておりますが、自分はジャパメタブームのリアル世代ではないため詳しくないところもございます。
もちろんVOW WOWの名前は知っていて、曲も聴いた事がありますが
恥ずかしながら、はじめは洋楽のバンドやと思っていました!
それだけ日本人離れしたエッセンスを持ったVOW WOWについて今回はまとめてみたいと思います。
今さら聞けないVOW WOW
1976年にBOW WOWとしてデビュー、1984年にバンド名をVOW WOWに変更し
1990年に解散、1998年からBOW WOWとして再結成し活動を続けている。
BなのかVなのかどうでもいいんですが、この一字の違いは大きくて
今回はタイトルにもあるようにVの方をフィーチャーしていきます。
メンバー
- 人見元基(ボーカル)
- 山本恭司(ギター)
- 厚見玲衣(キーボード)
- 新美俊宏(ドラム)
- ニール・マーレイ(ベース)
好みなどはあると思いますがやはりこのメンバーが最強でしょう!
現在人見は音楽業界を引退していますし、山本は第一線を退いて
地方の小さなライブハウスなどで自分のやりたいように音楽活動してるだけなので
本当の意味でもう二度と見る事のできない、レジェンドのメンバーです。
音楽性
まずバンドの手綱を握る”バンマス”である山本のギターですが
テクニック一辺倒のその辺のギタリストとは別次元で、メロディがとても理にかなっていて
聴く者をその世界に一気に引き込んでいく。
また、「泣きの山本」と呼ばれていて、ギターに明るくない方はわからないかもしれないが
エモーショナルなプレイの事を、ギターが”泣く”と言うのだが、それがもうエグいレベルで
チョーキング一発でハートを鷲掴みにされてしまう!
そして日本のロックボーカリスト史上最強なんじゃないかと言われる人見のボーカル!
千鳥のノブに「癖がすごいんじゃ!」と言われそうだが、実際癖がすごい(笑)
低いところからハイトーンまで声の太さ、存在感を失う事無く出すことができ
おそらく裏声は出にくい声帯なんだと思いますが、その分ミックスボイスが豊富で
倍音が強く、独特の強いビブラートもそのパワフルさに拍車をかけている!
ちょっと普通の日本人ではこの歌声は出せないと思うので、是非聴いたことのない方は一度聴いてみることをおすすめします。
まとめ
山本と人見という不世出の天才二人によって単なるジャパメタという枠を超えて完成されたVOW WOWサウンド
時代の後押しが一歩足らず世界デビューは果たせなかったが、その実力は確かに世界に通用するものだった!
もう一度チャレンジする選択肢もあったと思うが、スッパリあきらめて6年という短い期間で
活動を終えた事もレジェンドとしての箔をさらに増しているようにも思える。