高崎晃率いるジャパメタの始祖ラウドネス!

80年代日本は空前のバンドブームの真っただ中っだった。

個人的な見解だが、表街道と裏街道があって

表街道では、BOOWYやブルーハーツ、ZIGGY、X、リンドバーグ、ジュンスカなどが

女子たちの黄色い声援を浴びながら華々しく活躍していたのに対し

裏街道では、ジャパンメタル通称ジャパメタと言われるジャンルの

アースシェイカーやアンセム、44マグナム、X-RAYなどが

バンド好きの野郎共の野太い歓声を受けながらヘッドバンキングしていた。

その代表格がラウドネスで、その名前は表街道にも響き渡り

そんなに音楽に興味のない人間でも80年代に青春をすごした人なら名前は知っていることでしょう!

今さら聞けないラウドネス

1981年高崎晃と樋口宗孝が中心となり結成されたジャパメタバンドで

数々の伝説を作り、日本だけには収まらず海外にも殴り込みをかけ

メンバーチェンジを繰り返しながらも今なお活躍し続けているレジェンドバンド!

メンバー

  • 高崎晃(ギター)
  • 二井原実(ボーカル)
  • 山下昌良(ベース)
  • 鈴木政行(ドラム)

結成当時の中心メンバー樋口宗孝(ドラム)は2008年他界

1992年にはべースにX-JAPANのTAIJIこと沢田泰司が加入している

樋口は沢田のベースをとても評価していた!個人的にもそのころのメンバーが

最強だと思っており、もっと長く活動してもらいたかったが

ヘビメタが下火の時代に突入していたため活動期間は短かった。

サウンド面、伝説!

楽曲のほとんどは高崎がてがけており、初期のころはバリバリのテクニック重視で

変拍子あり、速弾きありで演奏時間も長いものが多くプログレの要素が強かった。

バンド名通り”ラウドであること”を心がけており、日比谷野外音楽堂でライブをした際は

音量がでかすぎて周辺からの苦情が殺到し、出禁になったり、富士急でライブの際は

隣の長野県まで聞こえたとの伝説もある・・・・

アメリカ進出を始めた頃は市場を意識してその当時の流行りのグラムメタルに舵をきり

より明るい作風になった。

アメリカで名前が知れると高崎にメタリカからヘッドハンティングのオファーがきたことがあったようだ!

90年代後半から2000年頃にかけては、高崎のトレードマークのロングヘアーもばっさり切って丸坊主にしてみたり、それに伴う内面的な変化から楽曲もインドの民族的な音楽を好んでプレイした。

まとめ

モトリークルーの前座でツアーを回った時は、ラウドネスの音の方が良く

観客受けも良いのでラウドネスの担当エンジニアがクビになった、など

伝説・逸話が数多くあります!

高崎はその風貌から、教祖様や仙人、みたいなカリスマ性がありますが

ギタープレイ、音楽に対しては本当に一途で研究者のような側面がみられます。

元々テクニックには定評がありましたが、ソロや長年のバンド活動から

内面の心にも円熟味を増し、そのサウンドは完成の域に達していることと思います。

これからもその活躍に期待したいと思います!

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