ビートルズ、ローリングストーンズと言えば誰もが知るバンドなのだが
その両バンドと3大ロックバンドとして並び称されるバンドがある
それがThe・Whoである。
来日もしておらず、日本にハマらなかった為日本での知名度はいま一つだが
実績、そして、音楽的功績は確かなものなので、今回はこのThe・Whoを
紹介したい。
今さら聞けないThe・Who
1964年イギリスでメジャーデビュー、当時はハードポップな音楽と過激な
パフォーマンスでモッズカルチャーの代表として扱われていた。
しかし、1969年発表の「トミー」でロックオペラというジャンルを確立し
これまでとはガラッと変わったシリアスな作風で成功を収め
1973年発表の続く第二弾「四重人格」も大ヒット!
このままスター街道を突っ走るかに思えたが、ドラッグによる
メンバーの死などもあり、失速していってしまった・・・
メンバー
- ロジャー・ダルトリ(Vo.)
- ピート・タウンゼント(G,Vo,Key)
- ジョン・エントウィッスル(Ba,Vo.Bra)
- キース・ムーン(Dr)
楽曲のほとんどはタウンゼントの作詞・作曲で
ギターやベース、ドラムのアレンジまで一人で行っていた。
音楽的特特徴
パンクのはしりと称される事もあるが、それは当時としては
黒人音楽の要素が薄かった、つまり、ブルース臭さがなかったことが
大きな要因であるとみられている。
当時としては珍しくシンセサイザーを大々的に取り入れ、後の
テクノミュージックにも影響を与えている!
ウィットに富んだ音楽性の成せる業の集大成であるかのように
ロックオペラというお家芸を完成させ、そのアルバム内の楽曲を
そのままやりきるというツアーも敢行し、確かな演奏技術も見せつけた!
そのライブでは、ステージをところ狭しと動き回り、ギターやドラムを
破壊するなど過激なパフォーマンスでも人気を集めていた。
まとめ
イギリスの3大ロックバンドに数えられていながら知名度が今一つ低いのは
来日を果たしていない事、ドラッグなどの黒い部分が大きい事
ロックオペラとしては大成したが、オペラというだけあってアルバムを通して
一つの作品という側面があり、手軽にとっかかれるスマッシュヒットがない事
これらの事柄が要因なのではないだろうか?