グランジというジャンルを確立したニルヴァーナ!
僅か7年の活動期間にも関わらず、当時の若者のハートを
がっちり掴み、新世代のカリスマとして世に躍り出て
40年近くたった今もなお我々のこころに鮮明に残る強烈なインパクト!
今回はそんなニルヴァーナをピックアップしてみたいと思う。
今さら聞けないニルヴァーナ
1987年アメリカにて結成。
メンバーは
- カート・コバーン(Vo ,Gt)
- クリス・ノヴォセック(Ba)
- デイブ・グロール(Dr)
ニルヴァーナというバンド名は仏教用語で涅槃を意味していて
煩悩を捨て去り、悟りの境地に達した状態の事を意味している。
そんな仏教的な世界観からは程遠く、カート・コバーンは
重度の薬物依存症で、奇行や自殺未遂を繰り返し、ついには
1994年ショットガンで頭を打ちぬいて自殺し、7年という
短い活動期間でバンドは解散してしまう。
グランジ=ニルヴァーナ
ニルヴァーナが結成された1987年当時のアメリカはガンズ・アンド・ローゼズを筆頭としたLAメタルの全盛期で石を投げればメタラーに当たるほどの状況だった。
LAメタルといえばド派手な衣装やメイクなのだが
それに反するかのように、ダメージジーンズとスニーカー、ネルシャツやTシャツといった簡素な出で立ちでライブを行い、その後のロックシーンに影響を与えた!
音楽的には、オルタナティブロックの発展形であり、パンクとハードロックの
いいとこどりみたいなイメージで、動と静がを混在させる事で
聴衆を一種の催眠のようにその世界に引き込んでいく!
ニルヴァーナの功績
ニルヴァーナ最大のヒットはセカンドアルバムのネヴァーマインドに収められたスメルズ・ライク・ティーン・スピリットで、強烈なメッセージ・シンプルかつパワフルなリフ・動と静の曲構成、これぞグランジ!!という名曲。
この曲の大ヒットでそれまでメタル全盛だったアメリカロックシーンを
まさに、一夜にして塗り替え、当時の若者の新たなヒーローになった。
自殺することはもちろん良い事ではないが、若くしてヒーローになり
絶頂期にドラッグが原因でショットガンで頭を打ちぬいて自殺・・・
これ以上ないであろうロックな人生がニルヴァーナをさらに神格化させ
その時代の人たちの心に強烈に焼き付けられている!
まとめ
一瞬の輝きほど強烈で美しいものはないが、ニルバーナの放った輝きはやはり
一瞬故に強烈でとても美しかった!
カートコバーンの早すぎる死によって幕を閉じたのだが
ドラッグにまみれて、中毒からの自殺なんて本来一番恥ずべき行為であるはずであるものの
それすら美化させてしまいそうな強烈なムーブメント、パワーだったことは間違いない!
売れた後まともになった彼らの音楽を聴いてみたかったと思うのは私だけではないはずではないだろうか・・・・