ジャーニーをジャンル分けする際にアメリカン・プログレ・ハード
というカテゴリーに分類される事があるが、このアメリカン・プログレ・ハードは産業ロック、ダイナソーロックなどと同意義に使われることもあり
あまり良いイメージではない・・・
言うなればヒットを意識した音楽、冒険性・実験性がなく小さくまとまった
音楽という感じになる!
今回はあまりうれしくないジャンルに分類されるジャーニーをとりあげてみたいと思います。
今さら聞けないジャーニー
1973年アメリカ・サンフランシスコで結成されたバンド。
デビュー直後はプログレ系のインストバンドとしての活動があったが
売れなかったためヴォーカルを入れて路線変更した経緯がある!
その後ヴォーカルがスティーブ・ペリーに代わりバンドは劇的に変化を遂げ
1980年お気に召すままなどのヒット曲が産まれ
さらに、キーボードにソングライターの才能も持つジョナサン・ケインが
加入した事によりバンドにさらに追い風を起こすことになる。
メンバー
黄金期のメンバーは
- ニール・ショーン(G)
- スティーブ・ペリー(Vo)
- ジョナサン・ケイン(Key)
- ロス・ヴァロリー(Ba)
- スティーブ・スミス(Dr)
様々なメンバーチェンジを繰り返しつつ2019年現在も
活動を続けている。
音楽的特徴
歌謡的なロックで、歌メロを邪魔しないようなオケにまとめられているので
日本人の耳にはなじみやすいと思われる。
メンバーそれぞれがヴォーカルを執れるほどなのでコーラスも抜群で
曲にさらに広がりをもたせてくれている。
まとめ
音楽的に革新的な奏法やレコーディング手法を確立したわけではなく
可もなく不可もなくといった印象もあるとは思うが
0を1にするのが得意な人間もいれば、1を10にするのに秀でた人間もいるわけで、ジャーニーは後者で今までの素材をうまくつかい良い音楽を作ってきた
ヒット曲があること人気グループであることがそれを物語っていて
売れたら勝者の音楽業界では間違いなく勝ち組で、今でもその曲はいろんなところでつかわれている!
ジャーニーといいうのは英語で「あてのない長旅」みたいな意味があるらしい
我々昭和世代の人間はどうしてもジャーニーと聞くと、松本伊代の「センチメンタルジャーニー」が頭の中にでてきてしまいがちだが
これからも永遠に終わらない音楽の旅を続けてほしいと願って止まない!