ラウドネス、アースシェイカーに続くジャパメタシリーズ
メンバー全員が髪を金髪に染め、派手なメイクと衣装で元祖ヴィジュアル系との呼び声も高い
44マグナムを今回は取り上げてみたいと思う。
今さら聞けない44マグナム
1983年アルバム「DANGER」をリリースしてデビュー。
当時の日本では珍しく、メンバー全身が金髪・カラーコンタクト・派手な衣装で
元祖ヴィジュアル系とも呼ばれ、後の日本のミュージックシーンに多大な影響を与える!
一説にはこのヴィジュアル戦略はプロモーター側の押し付けであるとする説もあるが
ボーカルのポール本人も「高校の時に金髪にして先生に殴られた」と語っているので
本人たちもやりたかったことはまちがいないようだ(笑)
事務所の移籍に伴い路線をソフト路線に変えたところファンからのバッシングを喰らい
ドラムの宮脇の脱退に繋がってしまう。
その後メンバーチェンジなどを経て2009年にオリジナルメンバーでの再結成となり今に至る!
メンバー
現在のメンバー[編集]
- 梅原“PAUL”達也(ボーカル)
- STEVIE(ボーカル)
- 広瀬“JIMMY”さとし(ギター)
- 吉川“BAN”裕規(ベース)
- 宮脇“JOE”知史(ドラムス)
ボーカルのSTEVIEとは梅原の息子である。
バンドをやっている人間からすると息子の世代になってもまだ現役バリバリでやっていて
ましてや同じバンドで同じステージに立てるというのはとても羨ましくもあります。
音楽性
スタンダードかつストレートなハードロックといった印象で
ディストーションをきかせたギターがテーマとなるリフをガンガン刻んで
曲を牽引していき、コール&レスポンス的なサビがあり、しっかりとしたギターソロ
をはさみエンディングみたいな、ファンが「これこれ」とうなってしまうような王道的
間違いのなさ!
梅原のボーカルは、ハードロックやヘビメタにありがちなハイトーンやデスボイスに
たよるのではなく、しっかりと歌を唄っていて聴きやすく且つかっこいい!
広瀬のギターは速弾きによるテクニカルな側面はもちろん、良い意味でメタル臭がしないのが
特徴で、音色の作り方と演奏時の音の選び方のセンスによるものだと思われる。
まとめ
以前とり挙げた同時代のジャパメタの獅子達と比較するなら
ラウドネスより歌モノだし、アースシェーカーよりハードだし、ということで
ラウドネスとアースシェーカーの間に入るような位置づけだと思う。
その”丁度よさ””期待を裏切らない感”から44マグナムこそがジャパメタの代名詞と言う人も
少なくなく、デビューから30年以上たった今もロック好きのおじ様たちのハートを
打ちぬいている!