白塗りメイク、ド派手な衣装、ユニークなキャラ設定
炎を使ったステージ演出など、ロックバンドのライブに
新たな価値を創造し、色物というジャンルを確立した
立役者KISSを紹介する!
今さら聞けないKISS
KISSは1973年アメリカで結成されたバンド
オリジナルメンバーは
ポール・スタンレー (Paul Stanley) – リズムギター(&リード)、リード&バッキングボーカル
ジーン・シモンズ (Gene Simmons) – ベース、リード&バッキングボーカル
エース・フレーリー (Ace Frehley) – リードギター(&リズム)、バッキング&リードボーカル
ピーター・クリス (Peter Criss) – ドラムス、バッキング&リードボーカル
デビューからしばらくはインパクトはあるがセールスも動員も
今一つ伸びない日々が続いたが、ライブで徐々に力をつけていき
メンバーほとんどが東海岸出身という点からか、デトロイトの
ラジオ局のゴリ押しヘビロテなども相まってヒットし、一躍
人気バンドに躍り出た!
実は素顔期が存在する(笑)
売れっ子になったものの実はバンド内での人間関係は良好とは言えず
掴み合いや物の投げ合いなどの激しい喧嘩がしょっちゅうあった。
そんな人間関係や新たな方向性へのチャレンジ失敗などが重なり
KISSは低迷期を迎えていて、それを打破する打開策のひとつとして
素顔公開をもってきたのだが、周りの反応は期待されるほどのもの
でもなかった・・・・
ファンがKISSに求めていたもの
KISSの楽曲はあれだけのド派手な見た目なのだが
割とストレートなハードロック(ロックンロールに近い)であり
キャッチーで耳馴染みが良く、ある意味見た目との
ギャップを感じる!
KISSのファンはわかりやすくノれる音楽、わかりやすく楽しめるショー
そういったものを求めていたんだと思う。
原点回帰、やはりブレたらダメってことですね!
両車輪の一人スタンレーが引退を示唆しましたが
KISSは今なお走り続けています。
とにかくこのKISSが存在しなかったら現在の白塗りバンドは
存在しなかったと思われる。
日本のバンドにも多大な影響を与えたと言われており
XJapanのYOSHIKIはKISSのレコードを聴き、ライブを観にいったことでロックに目覚めたと公言しています。
それがわかるように、デビュー当時は火を噴いたり、CO2をまき散らしたり、ドラムソロの時にドラムがせり上がってくるなんていうのもKISSの影響ではないかと思われる!
とにかく、楽器持ってステージで歌うだけがミュージシャンじゃなく
総合的にエンターテイメントする姿勢が当時としては斬新でKISSがこれだけ売れた要因なのではないかと思う。