世良公則&ツイスト!
世良公則&・・・となってるのでバックバンドっぽいニュアンスだが
れっきとしたバンドで、日本のロックシーンに於いては非常に重要な役割を
果たしたバンドである!
今回はそんな世良公則&ツイストについて解説してみたいと思う。
今さら聞けない世良公則&ツイスト
1977年大学卒業と同時にバンドを解散することが決まっていた為
記念に、という位置づけでヤマハポピュラーソングコンテストというコンテストに参加する
すると、なんと、そのコンテストで応募曲「あんたのバラード」がグランプリを獲得してしまう!
当時フォーク・ニューミュージック系のミュージシャンがほとんどだったため
ロックのバンドがグランプリを獲るのは初めての事で、当然注目を集める事となる!
翌年1978年にそのあんたのバラードでデビューを果たし、「宿なし」「銃爪 (ひきがね)」「性」「燃えろいい女」と立て続けにヒット曲をとばし、一気にスターダムにのし上がった。
同年7月に発売したデビューアルバムでは、オリコン1位を獲得し、日本のロック史上
デビューアルバムが1位を獲得したのはこれが初めてだった。
Char・原田真二と共に「ロック御三家」と呼ばれ、当時の歌番組や雑誌、メディアなどに
頻繁に登場しロック市場の新たなる開拓、ファン層の拡大に大いに尽力した!
1979年には紅白歌合戦にも出場し順風満帆であったが、コマーシャルソングを
やったことで「産業ロック」と批判されファンが離れたこと、ヤマハを脱退し
個人事務所を立ち上げ移籍したことなどが尾を引き、1981年解散。
メンバー
- 世良公則(ボーカル、ギター)
- ふとがね金太(ドラム)
- 鮫島秀樹(ベース)
- 神本宗幸(キーボード)
- 松浦善博(ギター)
楽曲の大半、ヒット曲はほぼほ世良による作曲。
世良は大学時代ベース担当だったが、ボーカルが突然辞めたため急遽ボーカルになった!
音楽性&パフォーマンス
世良のボーカルスタイルはとにかく熱くワイルドであること!
こぶしをいれて、力強く歌う姿は観るものを魅了し、歌の世界に引き込んでいく。
ステージ上を動き回るパフォーマンスも特徴の一つですが
これは、先ほど紹介したように、最初ベーシストだった世良が
いきなりボーカルをまかされ、どうしていいかわからずただガムシャラに動いた結果
生まれたパフォーマンスらしいです(笑)
大学時代ローリングストーンズやフェイセズをカヴァーしていた事からも読み取れるように
ブルースを軸としたサウンドで、だからこそ世良の叙情的な歌唱ともマッチするのだろう。
まとめ
やはり中心人物なので世良さんの事ばかりになってしまってますが
ロックに市民権を与え、現在のJロックの礎を築いた世良公則&ツイスト
マイクスタンドを振り回し、頭に血管浮かばせながら
「今夜こそおまえを落としてみせる!」
なんて、今のバンドからは聴くことができない!
改めて世良さんの歌を聴くと、音楽の持つエネルギー、パワー、熱さを
再認識させてくれて、自身も歌いたくなってくる!