至高のツインボーカル、クリスタルキング!

今回ご紹介するのはクリスタルキング

バンドとおして認識されてない方もいらっしゃると思いますが

れっきとした7人組のバンドです。

ただ、バンドで歌を担当してる者としてやはりフロントのボーカル2人の話になるとは思いますが・・・・

というわけで、今回のレジェンドバンドはクリスタルキングです。

今さら聞けないクリスタルキング

プロとしての最初のデビューは1976年だが、その後1979年に世界歌謡祭グランプリをきっかけにポニーキャニオンから再度デビュー。

デビューシングルの「大都会」は累計150万枚の大ヒットを記録!

翌1980年リリースの「蜃気楼」もCMタイアップ曲となりスマッシュヒット、この年に紅白出場も果たす。

1984年には映画の主題歌や、伝説のアニメ北斗の拳の有名すぎる主題歌「愛をとりもどせ」

担当しており、まさに順風満帆の勢いであった。

その後メンバーの脱退などがありバンドは空中分解状態になり

正式な解散はしてないが、現在は吉崎(低音の方)のソロプロジェクトとしてその名前を残すのみとなっている。

メンバー

  • ムッシュ吉崎(ボーカル低)
  • 田中昌之(ボーカル高)
  • 山下三智夫(ギター)
  • 中村公晴(ピアノ)
  • 今給黎 博美(キーボード)
  • 野本英俊(ベース)
  • 金福健(ドラム)

作曲のほとんどは山下と今給黎が担当しており、印税はごっそりもらっていることと思います(笑)

田中は出たり入ったりを3度ほど繰り返したり、吉崎とクリスタルキングの名前について

法廷で争ったりとあまり仲がよろしくない・・・

このメンバーでの復活はないと言っていいだろう!

音楽性

音楽性というかボーカル談義になってしまうが・・・

やはりなんといってもキャラクターの違うツインボーカルの掛け合いが

最大の特徴であり、低温の吉崎と高音の田中の振れ幅がすごいため

聴いてる人間は曲が途中で変わったかのような感覚になる。

田中の高音がエグいため低温の吉崎と紹介されることが多いが

実はそこそこ高い声も出している、コーラスパートで二人が合わさった時は

”ものすごい声の高い人”と”普通に声の高い人”ぐらいのレンジで歌っている!

そしてその田中のボーカルだが、日本人ボーカリスト史上”最高域”とも言われ

キーが上がっていっても音痩せせず、高音域での声の響きは他に類を見ないほど艶やかで圧倒的な存在感を放っている!

ボーカリストとしての見地から言わせてもらうなら”ズルい”と言うこと!

「大都会」の冒頭の歌いだし、一発で聴衆を惹きつけ曲の世界に曳きこんで黙らせてしまう

あんな歌声神様から授からないと出ません・・・

まとめ

日本人ボーカル史上最高のボーカルを引っ提げて一気に売れたクリスタルキングでしたが

現在田中さんは不慮の事故でその高音を失ってしまったそうです。

苦難を乗り越えてまだ音楽業界で活躍しておられるのですが、やはりあの高音を聴きたい

というのが聴衆の実のところではないでしょうか!

曲がどうこう、詩の世界がどうこうってのももちろん大事ですが

天から授かった声をもって、しっかりした発声ができていれば「あぁーあぁ~!」

って叫ぶだけで人を感動させられる、そこを強く認識しました。

最近はこのての曲が少ないように思いますので、よく知らない方は

クリスタルキングを一度しっかり聴く事をおすすめします!

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