タイトルで超絶技巧派集団という風に紹介したが
それもそのはず、MR.BIGは1989年アメリカで結成されたバンドで
当時それぞれで活躍中だった一流ミュージシャンが集まって結成された
スーパーバンドである!
因みに、MR.BIGはある楽曲のタイトルからとったものであるが
実際にメンバーも大きい(笑)
今さら聞けないMR.BIG
メンバー
- ビリー・シーン(Ba)
- ポール・ギルバート(G)
- エリック・マーティン(Vo)
- パット・トーピー(Dr)
19999年にポールが脱退し、2002年に一度解散したが
2009年このオリジナルメンバーで復活を果たす。
ヒット曲・音楽性
ハードロック畑の凄腕ミュージシャンから成るスーパーバンドであれば
当然期待されるのは超絶テクニックでの応酬のような曲かと思うが
1作目のアルバムではオープニングナンバーのAddicted To That Rush
ぐらいで、2曲目以降は言うなれば”フツー”な感じの楽曲だった。
2作目のアルバムでは電気ドリルソングとして有名な
Daddy, Brother, Lover, Little Boyで電気ドリルの先端にギターやベースを弾く際に使用するピックを取り付けて高速で演奏する離れ業を披露したが
バンド最大のヒットはその2作目に収録されたTo Be With Youだった!
このTo Be With Youは爽やかなバラード調の曲で、奇しくも
テクニックなどはそんなに必要としない曲だった・・・・
まとめ
超絶技巧派集団としてデビューしスーパープレーを期待されながらも
ヒットしたのはバンド初心者でも演奏できるようなTo Be With Youで
世間の求めるものとのズレが浮き彫りになり、バンドの方向性を
見直さざるを得なくなったが、時代的な背景のせいだったのかなと思う。
これがもし1980年代前半ならメタル全盛の時代で自身のヒット曲も
違うものになっていたのかなと考えると面白い!
日本で爆発的に売れた彼らにとって日本のファンは特別な存在で
メンバーは日本のファンの事を「Brothers」と呼んでおり
ベストアルバムの日本盤には「I LOVE YOU JAPAN」という曲が収録されている!