加賀鳶はしご登り、発祥300年の石川県無形民俗文化財!

華麗な装備に勇壮な演技、加賀鳶はしご登りをご覧になったことがあるでしょうか?

金沢最大の祭りでもある百万石祭りでもメイン行事の一つとして行われる金沢の伝統文化です。

加賀鳶発祥から300年にあたると言われ、今また注目を集めています。

今回はこの加賀鳶はしご登りを紹介したいと思います!

歴史

元々は江戸時代火事の多かったことから自衛消防隊を組織し、江戸の町の加賀藩邸を守る役割を担っていた組織が前衛で

1718年八代将軍徳川吉宗が禄高一万石以上の藩に対し、江戸藩邸を守る大名火消しを設置するよう命じたのを受け、その前衛の組織を豪華なものにしたのが加賀鳶のはじまり。

勇猛果敢な活動と華麗な装備で有名になり、大名火消しと言えばこの加賀鳶の事を指すようになり、当時の浮世絵や歌舞伎の題材にもなった!

明治になり加賀鳶38人が金沢に移り住み、金沢古来の技と融合し現在のかたちになったと言われています。

現在の活動

昭和48年に「加賀鳶はしご登り保存会」が設置され、金沢の第一、第二、第三消防団の49分団のうち48分団がはしご登りを実施している。

平成21年には石川県無形民俗文化財に指定され、先に挙げた百万石祭りや出初式、様々なイベントに参加している。

2018年には金沢市とフランスナンシー市の姉妹都市提携45周年を記念して世界遺産のスタにラス広場ではしご登りを披露しました。

伝統文化の保持と育成の為、金沢はしご登り教室を開講していて、子供たちも大人顔負けの演技を披露している。

出初め式の様子

まとめ

元々は自衛消防団という事なので、その為はしごを立てて高いところから様子を覗ったり、高所作業の訓練の為に不安定なポーズをとって度胸をつけさせたなどから現在のかたちになっているのはとても興味深い!

火事と喧嘩は江戸の華なんて言葉がありますが、この勇猛果敢な加賀鳶はしご登りを金沢にお越しの際にはぜひみていただきたいと思います。

必ず見れる行事

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